「分断した世界」逆転するグローバリズムの行方【書評】

3.5


ここ最近は中国や米国の本をよく読んでいたのですが、その流れもあって、この先、世界はどういう方向に向かっていくのかということに興味がありました。
今回読んだ「分断した世界」は、自分の足で取材した高城剛さんが今世界で起こっていることをまとめた本です。本書は、タイトルこそ全然違いますが、以前読んだ「2049 日本がEUに加盟する日」とセットになっています。そして、読む順番が逆だったことを今知りました。


「分断した世界」が前編で「2049 日本がEUに加盟する日」が後編との位置づけです。
たしかに読んでいて、「分断した世界」で現状認識して、今後どうなるかを「2049 日本がEUに加盟する日」を読んでイメージするように構成されていました。
「分断した世界」では、ベルリンの壁崩壊から世界がグローバリズムに向かっていき、そして、そのグローバリズムの終焉がちかいことを様々な事例をもとに書かれています。
自分が読んでいて思ったのは、「インターネットの登場で、個人がこれだけ力を持てるようになると国家という単位で物事を考える事自体が無理が出てきたな」というとです。
ましてや、グローバルでどうにかしようというのは夢のような話に思えてきます。自分がいかに楽しく生きるるか、そして、そのために自国にはいつでも良い状態でいてほしいと思う人が多くなってきただけだと思います。
我が我がの人が多くなっただけで、でも、こういう状態は長続きしないので、どっかでまた大きな変化、それはじわじわくるのか、一気に来るのかわからないのですが、そういった変化は必ず起きるとは思っています。
本書を含めて、紹介した2冊でも著者の高城剛さんも一度世界が分断して、またつながっていくのではないかと予想しています。
あまり痛みの出ない方法でことが進むと良いのですが、こればかりはどうなるのかまったく予想ができません。
自分にできることは、どんな状況でも近しい人を守り抜くだけのパワーを持つことかなと思います。
と、また我が我がとなっている自分もいて、世界が危うい方向に向かっている気がしてなりません。
今、世界で何が起きているかをざっくり掴んでおきたい方におすすめの本です。

タイトルとURLをコピーしました